黙読20秒でやること
音読では、読める単語だけを並べても内容が伝わりません。黙読中に見落としやすい箇所を見ておくと、読み飛ばしを防げます。
本文だけを追うと、音読開始時にタイトルを飛ばしやすくなります。 本文から始める例に題名を加えています。読み出しの位置を間違えないことが、この対比のポイントです。
「after school」のような時間の部分も読む対象です。 放課後という条件が抜けると、いつ借りられるのかが変わります。文末まで読む意味が分かる例です。
20秒で全単語を和訳しようとせず、文の切れ目を確認します。 棚を先に確認する動作が、最初の例では途中で切れています。動作のまとまりを保ったまま本文へ続けます。
タイトルの読み方
音読の開始位置と文の境界を確かめる方法です。題名を本文につなげすぎると、主語や動作の関係が聞き取りにくくなります。
「A Morning Room」を言ってから本文を読み始めます。 改善例は部屋についての題名を先に読みます。短い題名でも省略せず、読み終えてから説明に入ります。
続けすぎると「Keeping」が本文の一部のように聞こえます。 道具をまとめるという題名と、生徒の動作が一続きに聞こえる例です。境目を置くと二つの役割が分かれます。
同じ部分を何度も繰り返す必要はありません。 同じ題名を三度読む例に対し、改善例は一度で本文へ移ります。訂正しても読み出しをやり直し続けません。
意味の切れ目で区切る
音読の意味の区切りに役立ちます。長い主語や前置詞の句を途中で切らずに読むと、誰が何をする文なのかが伝わります。
「who」の直後で止めると関係が分かりにくくなります。 早く来るという説明が生徒につながるように読んでいます。関係を示す語の直後で止めると、このつながりが切れます。
「the」と「meeting」の間は切りません。 冠詞の後で切る例では、会議という名詞だけが次に残ります。会議の後という時間をひと息で扱います。
形容詞「small」は「stage」と一緒に読みます。 小さいという説明は舞台にかかります。改善例では、厨房・舞台・会議室をそれぞれ設備一つとして読んでいます。
強く読む語
音読で否定や限定を落とすと、本文と逆の情報を伝えることがあります。強さを付ける前に、意味を左右する語が残っているか確認します。
速く読もうとして否定を落とさないよう、黙読で確認します。 持ち帰れるとする例を、持ち帰れないという本文の内容へ戻しています。音の強弱より先に否定を落とさないことが必要です。
内容語を残すことが先で、全単語を同じ強さにする必要はありません。 箱を同じ言い方で呼ぶだけでは使い分けが分かりません。色と、洗う前後のどちらのコップかを読み分けます。
小さい語でも意味に関わるので飛ばさず読みます。 会員という語は同じでも、改善例は対象を会員だけに限定します。短い一語の有無で入室条件が変わります。
知らない単語
音読の途中で止まり続けると、後の読める部分まで伝わらなくなります。未知語の前後を含めて読み切り、復習でその語を確かめます。
本文を日本語に置き換えて止めないようにします。 言いよどむ例では調整する物が聞き手に届きません。望遠鏡を一度読み、その後の時間の説明へ進んでいます。
練習後にその語だけ確認し、次は句全体で言い直します。 容器だけを読む例では、再利用できる性質が消えます。難しそうな修飾語も本文の一部として残します。
読める後半まで進み、復習で読み方を確かめます。 分からないという発言を音読中に足す代わりに、部屋ごとの比較まで読みます。本文と自分の発言が混ざりません。
| つまずく箇所 | 言い換えの例 | 聞き直すポイント |
|---|---|---|
| 冒頭も読む範囲 | A Shared Shelf. Workers keep spare notebooks near the door. | 本文だけを追うと、音読開始時にタイトルを飛ばしやすくなります。 |
| 本文へ急がない | A Morning Room. The room opens before classes begin. | 「A Morning Room」を言ってから本文を読み始めます。 |
Read this title and opening: "A Shared Shelf. Workers keep spare notebooks near the door."
A Shared Shelf. Workers keep spare notebooks near the door.
最初にタイトルを確認します。本文だけを追うと、音読開始時にタイトルを飛ばしやすくなります。
Read the title and text: "A Morning Room. The room opens before classes begin."
A Morning Room. The room opens before classes begin.
タイトルも音読に含めます。「A Morning Room」を言ってから本文を読み始めます。
よくある質問
- どこから練習を始めればよいですか。
- 音読では、読める単語だけを並べても内容が伝わりません。黙読中に見落としやすい箇所を見ておくと、読み飛ばしを防げます。
- 録音を聞き直すときは何を確かめますか。
- 音読の意味の区切りに役立ちます。長い主語や前置詞の句を途中で切らずに読むと、誰が何をする文なのかが伝わります。
- 別の質問でも使えるようにするにはどう練習しますか。
- 音読に共通の目標秒数を勝手に設けず、文末まで読む練習です。語を落とさない速度と、文の境目での短い間を確認します。